結論:BIOSアップデートは「新CPU対応」「不具合修正」「セキュリティ」の3つの理由で必要になる
マザーボードのBIOS(UEFI)は、工場出荷時のバージョンのまま使い続けられるとは限りません。新しいCPUに対応させるため、不具合を直すため、セキュリティ上の問題に対応するためなど、さまざまな理由でアップデートが必要になる場面があります。この記事では、BIOSアップデートが必要になる典型的なケースと、基本的な手順を解説します。
この記事でわかること
- BIOSアップデートが必要になる代表的な3つのケース
- OS不要でアップデートできる機能(Instant Flash等)の基本的な流れ
- アップデート時に絶対に注意すべきこと
BIOSアップデートが必要になる3つのケース
- 新しいCPUに対応させるため:発売から時間が経ったマザーボードに、後発の新CPUを載せる場合、BIOSが対応していないと起動しないことがあります。CPUとマザーボードを別々に購入する場合は特に注意が必要です。
- 不具合・互換性問題の修正:メモリの相性問題の改善、特定のパーツとの組み合わせで起きる不具合の修正など、メーカーが継続的にBIOSを改良しています。
- セキュリティ上の問題への対応:CPU内蔵のセキュリティ機能(fTPMなど)に脆弱性が見つかった場合、BIOS側の修正が配布されることがあります。
OS不要でアップデートする方法(基本的な流れ)
多くのAM5・LGA1851マザーボードは、Windowsを起動せずにBIOS画面から直接アップデートできる機能を備えています。名称はメーカーごとに異なりますが(ASRock「Instant Flash」、ASUS「EZ Flash」、MSI「M-FLASH」、GIGABYTE「Q-Flash」など)、基本的な流れは共通しています。
- メーカー公式サイトのサポートページで、自分のマザーボード型番のBIOSファイルをダウンロードする
- FAT32でフォーマットしたUSBメモリの直下(フォルダに入れない)にBIOSファイルをコピーする
- USBメモリを挿した状態でPCを起動し、BIOS画面に入る
- 該当のアップデート機能を選び、USBメモリ内のファイルを指定してアップデートを実行する
- 数分待って自動的に再起動、バージョン表示で更新を確認する
⚠️ 絶対に注意:アップデート中に電源を切ったり、USBメモリを抜いたりすると、BIOSが破損してマザーボードが起動しなくなる可能性があります。ノートPCと違ってバッテリーがないデスクトップPCでは、作業中の不意の停電・電源断が特に致命的です。安定した電源環境で作業しましょう。
アップデート前後で気をつけたいこと
- OC設定をしている場合、アップデート後に設定がリセットされることが多いため、事前に設定値をメモしておく
- BitLockerを有効にしている場合、TPM関連の変更後に回復キーの入力を求められることがあるため、事前に確認しておく
- 「新しいから常に更新すべき」ではなく、今のところ困っていないなら急いでアップデートする必要はない、という考え方もある(ただしセキュリティ関連の修正は例外的に適用を推奨)
まとめ
- BIOSアップデートは新CPU対応・不具合修正・セキュリティ対応の3つの理由で必要になる
- 多くのマザーボードはOS不要でUSBメモリから直接アップデートできる
- アップデート中の電源断は絶対に避ける
- OC設定のメモとBitLocker回復キーの確認を忘れずに

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