結論:既存メモリの型番確認とスロットの空き確認が最初の一歩
PCの動作が重くなってきたとき、比較的低コストで効果が見込めるのがメモリの増設です。ただし、闇雲にメモリを買い足しても正しく認識されなかったり、性能が発揮できなかったりすることがあります。この記事では、増設前に確認すべきことから実際の取り付け手順までを解説します。
この記事でわかること
- 増設前に確認すべき3つのポイント
- 既存メモリとの組み合わせで気をつけること
- 取り付けの手順
増設前に確認すべき3つのポイント
- 空きスロットがあるか:タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブや、CPU-Zの「SPD」タブでスロット数と使用状況を確認する
- マザーボードの最大対応容量:メーカーサイトの製品ページで、対応する最大メモリ容量とスロットあたりの最大容量を確認する
- 既存メモリの規格:DDR4かDDR5か、動作速度は何MT/sかを確認する。異なる規格のメモリは物理的に挿さらないため、同一規格で揃える必要がある
既存メモリとの組み合わせで気をつけること
同じ規格であっても、メーカー・速度・タイミングが異なるメモリを混在させると、システムは遅い方のメモリに速度を合わせて動作します。たとえば6000MT/sのメモリに4800MT/sのメモリを追加すると、全体が4800MT/s相当で動くことになります。速度差が気になる場合は、既存メモリと同じ型番、または同一速度帯の製品を選ぶのが確実です。型番が分からない場合は、CPU-Zの「SPD」タブや、メモリスティックに貼られたラベルで確認できます。
また、容量が異なるメモリ同士(8GB+16GBなど)を混在させることも可能ですが、その場合はデュアルチャンネルとして完全に対称動作するのは容量が一致している範囲までとなり、若干ながら性能ロスが発生します。可能であれば同容量・同型番で揃えるのが理想です。
取り付け手順
- PCの電源を切り、電源ケーブルを抜いて放電する
- 静電気対策(金属部分に触れる、リストストラップを使うなど)を行う
- 空きスロットのツメを開き、切り欠きの向きを合わせてメモリを垂直に挿す
- 「カチッ」と音がしてツメが自動的にロックされるまでしっかり押し込む
- 電源を入れ、BIOSまたはOSの「システム情報」で容量が正しく認識されているか確認する
認識されない場合は、抜き差しをやり直す、スロットの組み合わせを変える、BIOSを最新版に更新するといった手順で切り分けます。
💡 Tips:増設後は忘れずにBIOSでXMP・EXPOを再度確認しましょう。新しいメモリを追加したことで、以前は有効だった高クロック設定が不安定になる場合があります。
まとめ
- 増設前に空きスロット・最大対応容量・既存メモリの規格を確認する
- 速度が異なるメモリを混在させると遅い方に合わせて動作する
- 可能であれば既存メモリと同型番・同容量で揃えるのが確実
- 取り付け後は容量認識とXMP・EXPOの動作を必ず確認する

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