結論:本数が少ないなら直結、多いならファンハブが便利
ケースファンを複数枚取り付けるとき、マザーボードのファンヘッダーだけでは端子数が足りなくなることがあります。この記事では、マザーボードへの直結とファンハブ経由の接続、それぞれの特徴と選び方を解説します。
この記事でわかること
- マザーボード直結のメリット・限界
- ファンハブを使うメリット・注意点
- どちらを選ぶべきかの判断基準
マザーボード直結の特徴
マザーボードには通常、CPUファン用のほかに「SYS_FAN」「CHA_FAN」などと表記されたケースファン用のヘッダーが3〜6個程度搭載されています。ファンをこれらに直結すると、マザーボードのBIOS(UEFI)やユーティリティソフトから、ファンごとに個別の回転数制御(ファンカーブ設定)が行えるのが最大のメリットです。一方で、ヘッダーの数を超える台数のファンを取り付けたい場合には対応できません。
ファンハブの特徴
ファンハブは、1つのマザーボードヘッダー(またはSATA電源・molexコネクタ)から、複数のファンへ電源・信号を分配する機器です。5〜10台程度のファンを1つのヘッダーにまとめて接続できるため、多数のファンを搭載する構成や、大型ケース・水冷ラジエーターを複数使う構成で重宝します。多くの製品はPWM信号をそのまま各ファンへ分配する仕組みのため、マザーボード側の設定でまとめて回転数を制御できます。
| 方式 | 接続可能台数 | 個別制御 | 向いている構成 |
|---|---|---|---|
| マザーボード直結 | ヘッダー数まで(通常3〜6個) | ファンごとに可能 | ファン数が少ない標準的な構成 |
| ファンハブ | 1ヘッダーで5〜10台程度 | ハブ単位でまとめて制御 | ファン数が多い構成・大型ケース |
ファンハブ利用時の注意点
ファンハブを使う場合、ハブ本体への電源供給をSATA電源やmolexコネクタから取るタイプが多く、電源ユニットのケーブルに余裕があるか事前に確認しておく必要があります。また、ハブがPWM対応かDC(電圧制御)対応かによって、接続したファン全体の制御方式が決まる点にも注意しましょう。多数のファンをまとめて制御する分、個別のファンだけを違う回転数にする、といった細かい制御はできなくなります。
ケースファン全体の選び方の基本は【ケースファン】PCケースファンの選び方|サイズ・個数・エアフローで解説しています。
💡 Tips:マザーボードのヘッダー数に余裕がある場合でも、あえてファンハブを使うことで配線をまとめやすくなり、ケース内の見た目や裏配線の作業効率が向上するというメリットもあります。
まとめ
- 直結はファンごとに個別制御できるが、ヘッダー数までしか接続できない
- ファンハブは多数のファンを1つのヘッダーでまとめて制御できる
- ハブ利用時は電源の取り方とPWM/DC対応を確認する
- ファン数が少なければ直結、多ければハブが実用的

コメント