結論:迷ったら140mm、スペースが厳しいなら120mm
ケースファンの定番サイズは120mmと140mmです。数値だけを見ると「大は小を兼ねる」と思われがちですが、実際にはケースの対応スロットや他パーツとの干渉によって選べるサイズが決まります。この記事ではそれぞれの特徴と、選び方の考え方を解説します。
この記事でわかること
- 120mmと140mmの性能面での違い
- サイズが大きいと何が有利になるのか
- 取り付け前に確認すべきポイント
120mmと140mmの違い
同じ回転数であれば、羽根の直径が大きい140mmファンの方が1回転あたりに動かせる風量が多くなります。そのため140mmファンは、120mmファンと同等の風量をより低い回転数で確保でき、結果として静音性で有利になりやすいという特徴があります。逆に言えば、同程度の静音性を求めるなら120mmファンは140mmファンより高めの回転数が必要になる傾向があります。
| サイズ | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 120mm | 対応スロットが多く選択肢が豊富。同風量なら高回転寄り | スロット幅が狭いケース、ラジエーター用途 |
| 140mm | 低回転でも風量を確保しやすく静音性で有利 | スロット幅に余裕があるミドル〜フルタワー |
取り付け前に確認すべきこと
140mmファンは製品によって奥行きや取り付け穴の位置が異なる場合があり、フロントやトップのファンスロットが140mm非対応のケースには物理的に取り付けられません。購入前には、ケースの製品ページやマニュアルで「対応ファンサイズ」の記載を必ず確認しましょう。特に小型ケースやMini-ITXケースでは、フロント・トップとも120mmまでしか対応していない製品が少なくありません。
また、簡易水冷クーラーのラジエーターに取り付けるファンは、ラジエーターのサイズ(120mm・240mm・280mm・360mmなど)に合わせる必要があるため、ケース側の対応ラジエーターサイズとあわせて確認しておくと安心です。
サイズを混在させてもよいか
フロントに140mm、背面に120mmといったように、箇所ごとに異なるサイズのファンを組み合わせて使うこと自体は問題ありません。ケースの各スロットが対応しているサイズの範囲内であれば、風量・静音性のバランスを見ながら自由に組み合わせて構いません。ケースファン全体の選び方の基本は【ケースファン】PCケースファンの選び方|サイズ・個数・エアフローもあわせて参考にしてください。
💡 Tips:カタログスペックの風量(CFM)や静圧(mmH2O)を比較する際は、同じ回転数条件での数値かどうかを確認しましょう。回転数が異なると単純比較ができません。
まとめ
- 140mmは低回転でも風量を確保しやすく静音性に有利
- 120mmは対応スロットが多く選択肢が豊富
- 購入前にケースの対応ファンサイズを必ず確認する
- 箇所ごとにサイズを混在させても問題ない

コメント