結論:軽い用途なら内蔵GPUで十分。ゲームなら別途GPU必須
「GPUを買わずにPCを組みたい」という場合、内蔵グラフィックスで対応できるケースとできないケースがあります。結論から言うと、ブラウジング・動画視聴・テレワーク程度なら内蔵GPUで十分です。ゲーミング用途なら別途GPUを用意してください。
この記事でわかること
- 内蔵グラフィックスとは何か
- 内蔵GPUで何ができて何ができないか
- 自分にGPUが必要かどうかの判断基準
内蔵グラフィックスとは何か
通常、PCの映像出力はGPU(グラフィックボード)が担当します。内蔵グラフィックスとは、このGPUの機能をCPUの中に組み込んだものです。
通常構成:CPU + GPU(別パーツ)
内蔵GPU構成:CPU(GPU機能内蔵)のみ
別途GPUを購入しなくてもモニターに映像を出力できるため、コストと消費電力を抑えられます。
内蔵グラフィックスがあるCPU・ないCPU
内蔵グラフィックスの有無はCPUの型番から判断できます。
Intel
| 型番の特徴 | 内蔵GPU | 例 |
|---|---|---|
| 末尾にFがつく | なし | Core i5-14600F |
| 末尾にFがつかない | あり | Core i5-14600 |
Intelは末尾に「F」がつくモデルのみ内蔵GPUが省かれています。Fなしモデルは基本的に内蔵GPUを搭載しています。
AMD
| 型番の特徴 | 内蔵GPU | 例 |
|---|---|---|
| 末尾にGがつく | あり | Ryzen 5 7600G |
| 末尾にGがつかない | なし | Ryzen 5 7600 |
AMDはむしろ逆で、末尾「G」がついているモデルのみ内蔵GPUを搭載しています。Gなしモデルには内蔵GPUがないため、必ず別途GPUが必要です。
🔗 型番の読み方を詳しく:CPUの選び方入門|Intel・AMD型番の読み方をわかりやすく解説
内蔵グラフィックスでできること・できないこと
できること
| 用途 | 内蔵GPU | 備考 |
|---|---|---|
| ブラウジング | ◎ | 全く問題なし |
| 動画視聴(YouTube等) | ◎ | 4K再生も可能 |
| テレワーク(Zoom等) | ◎ | 全く問題なし |
| 動画編集(軽め) | ○ | 書き出しは遅め |
| Minecraft | ○ | 設定を下げれば可能 |
| 軽いゲーム(低画質) | △ | タイトル次第 |
できないこと
| 用途 | 内蔵GPU | 理由 |
|---|---|---|
| Apex Legends(快適プレイ) | ✕ | フレームレートが不足 |
| フォートナイト(高画質) | ✕ | 処理能力が不足 |
| 最新ゲームタイトル全般 | ✕ | 専用VRAMがない |
| 4K・高リフレッシュレート出力 | ✕ | 帯域幅が不足 |
| 3DCG・高負荷動画編集 | ✕ | 処理速度が遅すぎる |
内蔵GPUの性能比較
主要な内蔵GPUの性能目安です。
| CPU | 内蔵GPU | 性能目安 |
|---|---|---|
| Ryzen 5 7600G | Radeon 760M | 内蔵GPU最強クラス |
| Core i5-14600 | Intel UHD 770 | 標準的な内蔵GPU |
| Core i3-14100 | Intel UHD 730 | エントリークラス |
現時点で内蔵GPUの性能が最も高いのはAMDの「G」シリーズです。特にRyzen 5 7600Gは内蔵GPUだけでMinecraftや軽めのゲームをある程度動かせる性能を持っています。
別途GPUが必要かどうかの判断基準
以下のフローで判断してください。
ゲームをする予定がある
→ YES → 別途GPU必須
→ NO → 次の質問へ
動画編集・3DCGをする予定がある
→ YES → 別途GPUを推奨
→ NO → 次の質問へ
ブラウジング・テレワーク・動画視聴のみ
→ YES → 内蔵GPUで十分
💡 迷ったときの結論:将来ゲームをする可能性が少しでもあるなら、最初からGPUを用意しておく方が後から追加購入するより結果的に安くなります。
おすすめの選択パターン3つ
パターン①:内蔵GPUで完結させる構成
- 用途:テレワーク・動画視聴・軽作業
- おすすめCPU:Ryzen 5 7600G
- メリット:GPU代が不要・消費電力が低い・静音
- 注意点:ゲームには不向き
パターン②:今は内蔵GPU・後からGPUを追加する構成
- 用途:今はテレワーク・将来ゲームもしたい
- おすすめCPU:Core i5-14600(内蔵GPU付き・F無し)
- メリット:初期コストを抑えつつ拡張性を確保
- 注意点:マザーボードにPCIeスロットが必要
パターン③:最初からGPUありの本格構成
- 用途:ゲーミングPC・動画編集
- おすすめCPU:Ryzen 5 7600(内蔵GPU無し)+GPU別途
- メリット:最初から快適・コスパが最も高い
- 注意点:初期費用が上がる
まとめ
内蔵GPU → ブラウジング・テレワーク・軽作業はOK
ゲーム・高負荷作業には不向き
型番の見方
Intel:末尾Fなし → 内蔵GPUあり
AMD :末尾Gあり → 内蔵GPUあり
用途別の結論:
| 用途 | おすすめ構成 |
|---|---|
| テレワーク・軽作業のみ | Ryzen 5 7600G(内蔵GPU完結) |
| 将来ゲームも検討中 | Core i5-14600(後から拡張) |
| ゲーミングPC | Ryzen 5 7600 + GPU |
GPUが必要と判断した方は、次の記事でGPUの選び方を解説しています。

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